「ランディ・パウシュの「最後の授業」」、『最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版』

黒木メイサ YOSAKOI ソーラン


先日のエントリーでスティーブ・ジョブスの卒業スピーチのことを書きましたが、そうするとこっちも書いておかないとなと思ったので書いておきます。


米国カーネギー・メロン大学ランディ・パウシュ教授の「最後の授業」と言われるもの。スティーブ・ジョブスの卒業スピーチと比べてかなり長時間です。1時間半ほどあったかも。なので、こちらのサイトなどで簡単に要点をつかんでからビデオを見たほうがいいかもしれない。


冒頭で「子どものころ、こんな夢を持ってて」といくつか写真などが出てきて、「それぞれの夢をどうやって叶えたか」と展開していくのですが、夢がたくさんあって正直、「今からこれ全部の夢について話していくのか・・・かなり長時間の講義になりそうだな」と自分の集中力に不安を持ちました。もうちょっと短くてもよかった。


でも、ネット界、ブログ界では絶賛の嵐なので見て損はないです(教授が「余命数ヵ月」と宣告されている深刻かつ劇的状況と、講義の良し悪しを混同している人が何%かは存在する気もしますが)。


個人的には「経験とは求めていたものが手に入らなかったとき手に入るもの」という部分がよかった。確かに。それから、いろんな小道具や冗談をまじえたプレゼン手法がためになった。


もうすぐこの講義が字幕付きDVDとして発売されるらしい。こういうのって、NHKが率先して放送してくれてもおかしくないのになあ。こういうことをいち早く見つけて来て番組にするからNHKの価値があるのに、すでにNHKがネットの速さに負けている証拠なのか、それとも権利関係の問題なのか。


それから、このDVD本の題名が、あざとい。編集者としての気持ちもわかりますけど、「余命三ヵ月の花嫁」とか「天国の・・・」なんちゃらとかと一緒で、「ぼくの命があるうちに」って、そこまでその部分を押し出すか、という印象。パウシュ教授の了承済みなのだろうけど、教授はこういう題名に惹かれて読んでくれる人に本当に読んで欲しいのでしょうか。




「最後の授業」1 (8:07)
  授業の内容、子供時代の夢、無重力
「最後の授業」2 (8:35)
  NFL、百科事典、カーク船長、ぬいぐるみ
「最後の授業」3 (7:20)
  ディズニーのイマジニアVRシステムとランチ
「最後の授業」4 (9:38)
  ワルモノ学部長とディズニー、夢を助ける
「最後の授業」5 (8:40)
  生徒の作品発表
「最後の授業」6 (9:37)
  忍者のローラースケート、後継者、ETCと評価制度
「最後の授業」7 (9:55)
  「Alice」プロジェクト、両親、恩師、友人
「最後の授業」8 (9:42)
  友人、進学、夫人の誕生日
「最後の授業」9 (5:26)
  夢の実現、批判を聞く、子供へ


※上記、各映像のキーワードは、こちらのブログから引用させていただきました。




最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版
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