村上龍×テレビ通販王(カンブリア宮殿)

録画しておいたテレ東「カンブリア宮殿」ゲスト:ジャパネットたかた高田明さんの会みました。


ダイレクトセールスも広告には変わりないので、広告のエッセンス満載でためになりました。


メーカの人がいくら「このデジカメは500万画素のハイスペックがセールスポイントなんです!」と言っても、それをアピールしてもお客さんは買ってくれない。お客さんに響くのは「子どもの写真がきれいに撮れますよ」「1年に1度、子どもの写真を撮って、成人式のときに20枚のパネルにしてプレゼントしませんか」みたいなメッセージ。


そういう、(あくまで商品から発想した)人の心に響くメッセージを考えるのが、まさに広告屋、コピーライターの仕事。自分も含めて「ポイントは500万画素なんです!」とメーカーの宣伝部からオリエンを受けて「驚異の500万画素、新登場!」みたいな、オリエンそのままのオリエン返し広告をつくってる広告屋がいかに多いことか。


そういう表現から抜け出す方法を知ってるのが、いわゆるスタークリエイターで、実は凡庸なオリエン返し広告と世間で話題になるヒット広告の差はほんのちょっとの違いしかないと思う。でも、そのほんのちょっとの差を考えたり発見するのが難しい。





高田明流セールストークの極意

(1)商品の特徴を絞り込む
(2)キーワードは何度も連呼する
(3)セットセールスでお買い得
(4)機能よりも楽しさを伝える