2007-01-01から1年間の記事一覧

『深呼吸の必要』、山本直樹『ありがとう』、「M-1グランプリ2007」

シネマスケープで評価が高かったので期待して見た『深呼吸の必要』(邦画)は、それぞれのキャラの掘り下げが中途半端でそこまでよくなかった。(余談:さとうきびを刈りの場面を見ていると『天国の日々』の麦刈りの場面を思い出した。映像の美しさは比べ物…

『レッドツェッペリン ディーブイディー』『NIRVANAアンプラグド』

仕事はとりあえず山を越えました。とはいえ、この時期に至って年内にまだ3つプレテが残ってます。月曜キックオフなのですが、時間がないので月曜に企画持ち寄りのためこの土日もあんまり休めません。 早朝帰りになるほどの忙しさではなくなったので、DVDを…

ブログを書く習慣がなくなった今日このごろ

この1ヵ月か、1ヵ月半ほど、いろんな巨大クライアントの競合コンペばかりが続いて、人間的な生活から遠のいていました。いつもは昼出社なのに、10時出社して夜中3時、4時に帰る感じのパターン。 自分は仕事まる投げタイプの代理店員ではないので、コン…

コピーライターの近況

最近はよく働いてます。朝、家で朝食はとりますが、昼、夜、ほとんどまともに食べてません。今日もまだまだ終わりません。

『エル・トポ』アレハンドロ・ホドロフスキー

メキシコの変態、ホドロフスキーの『エル・トポ』見ました。 「モグラは地中を掘り進みながら太陽を求める。だが地上に出て太陽を見ると失明してしまうのだ」ああ、無常。 前半後半、どちらかというと後半がよかった。『エル・トポ』のほうが深そうだけど、…

『考告。』 『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』 『徳川女刑罰史』 『ジョニーは戦場へ行った』 『角田光代×唐仁原教久トークショー』

『巧告。』に続いて『考告。』を読みました。前田さんの内容に期待しましたが、最近前田さんがよく言ってることと同じ内容だったので、中治信博さんの章の方が役に立ちました。 『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』は、「人は「関心」のない物事に対…

『広告コピーってこう書くんだ!読本』発刊をサカナに酒をのもう!の会

金曜日、コピーライター谷山雅計さん主催の「『広告コピーってこう書くんだ!読本』発刊をサカナに酒をのもう!の会」に顔を出してきました。 身内っぽい人たちだけの集まりだったら息苦しいだろうなあと思いながら外苑前の会場に行ったのですが、ラウンジっ…

『HEROES』

もうすぐ民放(?)で始まるテレビシリーズの『HEROES』って面白いんでしょうか。 こういうアメリカものは『プリズン・ブレイク』も『デスパレートな妻たち』などもぜんぜん見てません。一応仕事の一環でというか、みんなが見てるので話を合わせるために『2…

『広告コピーってこう書くんだ!読本』(谷山雅計)、『クレイマー、クレイマー』

谷山さんの『広告コピーってこう書くんだ!読本』読みました。文章読本が作家によっていろんな書き方、いろんな内容があるように、広告読本も制作者によっていろいろだなと改めて思いました。 基本の基本の作法は共通だと思いますが、あとは自分で考えて自分…

青山ブックセンター 東浩紀×永江朗

「青山ブックセンター リオープン三周年記念 連続講演会 東浩紀(聞き手:永江朗)」に表参道まで行ってきました。 東さんが話してる所を生で見たのは初めてでした。ずっと昔、青山ブックセンターに置いていた講演会CD−ROMを買って見たときはあまり感じ…

『山手線内回り』柳美里、『うるさい日本の私』中島義道

『命』シリーズとかで大衆化してしまったので昔ほど柳美里さんの小説は読んでいませんが、冒頭からやっぱり只者じゃないなと思いました。(「何言ってんだ、ただのエロ小説じゃんかよ」と言ってはいけません。純文学の作家がどうしてこういう表現方法を選ん…

『トランスフォーマー』

平和島で競艇して『トランスフォーマー』見てきました。なかなかよくできてました。パート2の製作が決定らしいですが、果たして見に行くかどうか・・・。 それにしても監督のマイケル・ベイは、どんな映画(『アルマゲドン』『パール・ハーバー』『アイラン…

確認します

「確認します」 【意味】 本来は、その場で初めて言われたことに対して用いるのが筋。 しかし、業界では百万回言われたことでも、全然確認していない場合が多いので、 ほとんど毎日のように、この言葉があちこちいたるところで聞かれる。 業界で最もよく聞か…

いいか悪いか別にして

「いいか悪いか別にして」 【意味】 本来は、「良い」とか「悪い」とかの次元ではなくて、物事の本質に対して こうあるべき、という正論を述べるときに用いるのが筋。 しかし、業界では、「自分の意見に全然、自信がない時」に、相手をだまくら かすために使…

アウトプットイメージが見えない

「アウトプットイメージが見えない」 【意味】 本来は、「最終的な方向性、結論が、現時点では不確定」という状態を表す ときに用いるのが筋。 しかし、業界では、「オメーの言ってることがさっぱりわからない。いったい ぜんたい何やりてぇんだよ?」という…

朝イチ・午後イチ

【意味】 本来は、朝イチ=9:00、午後イチ=13:00を指す時に用いるのが筋。 しかし、業界ではどこが「朝イチ、午後イチ」なのか全くわからないくらい 個人差が激しく、受け止め方もそれぞれのため会話が成立しない場合が多い。 ひどい時には、朝イ…

『タクシードライバー』『嘔吐』

この前の週末かいつかにテレビでやっていたマーティンスコセッシ監督、ロバートデニーロ、ジョディフォスターの『タクシードライバー』見ました。たぶん4回目くらい。一緒に見た人は「初めてみたけど訳がわからん。星2つ」と言ってました。 主人公のトラヴ…

あとは金の問題だけ

2つめの会社で先輩にコピーさせてもらいました。10年以上前のことで、最近の人は知らない人も多いようです。 「あとは金の問題だけ」 【意味】 本来は、全ての問題がクリアになり、最後に「そんなに大きな障害ではないが」予算 の件だけがクリアになって…

銀座マロニエゲートへ

銀座プランタンの隣にオープンしたMARRONNIER GATE(マロニエゲート)に行って来ました。狭かったです。 大規模店というより、もともとフロア面積が小さめな上に、例えば上りのエスカレーターを降りてぐるっとフロアを1周してまた上りのエスカレーターに乗…

『ファンタスティック・プラネット』

フランスのカルトアニメ『ファンタスティック・プラネット』見ました。すばらしい。 予備知識:1973年のカンヌ映画祭でアニメ作品として初めて審査員特別賞を受賞したらしい。ジェニファー・ロペス主演、ターセム監督、映画好きにとっては「いかにもビデ…

安倍改造内閣新閣僚記者会見

4分の1くらいの記者が、ペンとメモじゃなくて、モバイルパソコンに直接打ち込みながら取材している。 自分も以前から、オリエンとか打ち合わせとか、ペンでメモを取る代わりに直接パソコンを持って行って打ち込んだほうが便利なんじゃないかと思っているの…

『巧告。企画をヒットさせるために広告クリエイターたちが考えること』

『ひとつ上のプレゼン』『ひとつ上のアイデア』『ひとつ上のチーム』などで最近飛ばしているインプレスジャパンの新刊『巧告。』を読みました。これはもともとインターナショナルアカデミーというところが開いている京都広告塾の講義をまとめたもの。昔から…

『独立独歩』(フリーランスのインタビュー集)

この前、コメント欄でフリーランスのコピーライターについての質問をいただきましたが、よほど身近にフリーの人がいるとか、自分にフリーの経験がないと、確かに実像はわかりにくいと思います。 この本にはいろんな種類のクリエイターの方が、自分の独立(=…

リアルなコピーライター像、『一度はやってみたい!こんな仕事 コピーライター』

広告業界やコピーライターについてもいろんな職業案内本が出ていますが、コピーライターになる前より、コピーライターになってからのほうが、いろいろ読んだかもしれないです。ふつうのコピーライターは、コピーライターになってるのにわざわざそんな本読ん…

井上真央のウンコ

この前の青山カク院大学での話もそうでしたが、最近、「広告はお客様に夢や期待を抱かせるものであるべき」と言う人が自分の周辺を含めて多い。 素直に商品のプラス部分とか商品がもたらす夢を語る方法で行くか、昔よく仲畑さんだかが言っていた「例えば人間…

『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(映画版)

本谷有希子さんの原作も読んでいた『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の映画版を見てきました。1階からスクリーンを見上げるか、2階から見下ろすか、スクリーンの位置が悪い渋谷のシネマライズは、今回はお客が少なかったせいで好きな席で見れたからめず…

『ソラニン(1)(2)』浅野いにお

前から気になってた浅野いにおさんのマンガ『ソラニン』を読みました。 小説はもちろん、小説より読みやすいマンガですら面白くないものは最後まで読む体力がなくなってきた今日このごろ。でも、一気に読めました。面白かったです。 2巻完結というテンポの…

青山「書く」院大学

宣伝会議主催の「コピーライター養成講座50周年記念 スペシャルカレッジ 青山「書く」院大学」に行ってきました。このイベントに気づくのが遅くて自分が申し込もうと思った時点でCMプランナー軍団の講義はぜんぶ満員。ということで1時限から3時限までコピ…

森美術館「ル・コルビュジエ展」

久しぶりに六本木ヒルズに行きました。一般的にはたぶんソファで一番有名なコルビュジエ。もともと建築の人ですが、あんな抽象絵画も描いていたとはぜんぜん知りませんでした。 集合住宅であるユニテ・ダビタシオンのほぼ一世帯分が原寸で復元されていたのが…

「トップランナー 脚本家・渡辺あや」(NHK)

山本太郎と本上まなみ司会のNHKのトーク番組「トップランナー」に『ジョゼと虎と魚たち』(これはよかった)などの脚本家の渡辺あやさんが出てたので見ました。 無理矢理「へー、普通の主婦でも脚本家デビューできて、売れっ子になれるんだ」と思わせるよう…