ポッキー新垣結衣
最近よくある会話。
その１
「んー、なんていうかな、ほらあのポッキーのＣＭみたいなやつ、ああいうのやろうよ」
その２
「あのポッキーみたいな感じでさ、あの感じって言っても女の子が踊ってるだけじゃポッキーまんまだから、だめなんだけどさ」
その３
「ニイガキだっけ、アラガキだっけ、あのポッキーの。年取ると名前覚えられないんだよねー、あはは。え、アラガキ？でも、もう高くて使えないよねー」
いろんな打ち合わせに出るたび、いろんなＣＤ（クリエイティブディレクター）が口にするセリフ。
みんな大好きポッキーコマーシャル、みんな大好き新垣結衣。しかし「ポッキンナ ベイベー！」だものな。コピーライターが胸を張れる、コピーライターが褒められる、コピーライターの仕事じゃないな。ＣＭプランナーとか、演出家が褒められる仕事だものな。
そもそも新垣さんのダンスは覚えていても、何％の人が「ポッキンナ ベイベー！」を覚えているやら。覚えていたとして、何％の人がこの言葉によってポッキーに興味を持ったり、好イメージを持ったり、ポッキーを買おうと思ってくれることか。いくらＣＭがヒットしてもコピーライターには肩身の狭い仕事である。
