『巧告。企画をヒットさせるために広告クリエイターたちが考えること』

コトバ 電通 酔っ払い ロック 暴力


『ひとつ上のプレゼン』『ひとつ上のアイデア』『ひとつ上のチーム』などで最近飛ばしているインプレスジャパンの新刊『巧告。』を読みました。これはもともとインターナショナルアカデミーというところが開いている京都広告塾の講義をまとめたもの。昔から、「京都でやってる割には、一流の人ばかりが講師に来てるなあ」とは思っていました。


全4章で、1人のクリエイターの方が1章ずつ語っていますが、最初の山本高史さんの章しかあまり役に立ちませんでした。


他の章はこういう本によくある内容でした。山本さんの話は、実際に企画やコピーを考えるときの具体的な思考背景やプロセスを説明してくれているのですが、他の方は自作の解説や今までの大まかな経験談、クリエイターとしての日常など、今までのこういう本にありがちな内容でした。山本さんの章がためになったというのは自分がコピーライターだからかもしれません。


このような手の本を読んだときよく思うのですが、どうしてもっと自分のノウハウを具体的に言ってくれないのかなという点。「そりゃ、自分の手の内を明かすわけないよ」という人もいるかもしれませんが、出し惜しみしてるのではなくて、講師が伝えようとしていることと読み手が求めてるものとズレがあるような気もします。


そういう意味では山本高史さんの内容はよかったです。谷山雅計さんが9月に出す『広告コピーってこう書くんだ!読本』もたぶん実践的な内容みたいなので買う予定です。それにしても、この本を含めて眞木準さんの話でためになったことってほとんどないなー。



巧告。 企画をヒットさせるために広告クリエイターたちが考えること
巧告。 企画をヒットさせるために広告クリエイターたちが考えること眞木 準 副田 高行 中島 信也

インプレスジャパン 2007-08-09
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