『クラッシュ』

クラッシュ アカデミー賞 マット・デ


『クラッシュ』と聞くとどうしてもまずJGバラードを連想してしまいますが、それとはまったく関係ないこの前WOWOWでやってた『クラッシュ』観ました。


重い内容すぎて見終わったあと嫌な気持ちになった。日本映画でいうと『血と骨』を見終わったときのような。でも、なにも思わない映画よりはよかったということだと思う。5点満点の2点くらい。


現実生活で精神的に疲れぎみのせいか、現実逃避できる映画のほうが今の気分に合ってるのかも。ヘビーな現実を突きつけられても、今は受け止める気にならない。ドラマや物語にいちばん大切な「葛藤、ダブルバインド」「人間(とか人生)の不条理さ」は十分に描かれててよかったですが、悪人も実は善人の心を持ってるとか、安直な宗教っぽさはどうもいただけなかった。


アカデミー賞系は作品賞より監督賞より脚本賞のものに好みの映画が多いですが、これは違った。というか、『クラッシュ』は作品賞も脚本賞も獲ってるから、その基準で判断できないか。


『クラッシュ』だの『スモーク』だの、そういうよくできた群像ものって人気ありますよね。




JGバラード



クラッシュ
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