『プロフェッショナルアイデア』(博報堂 小沢正光)
博報堂の小沢さんの『プロフェッショナルアイデア 欲しいときに、欲しい企画を生み出す方法。』読みました。
小沢さんと仕事をさせていただくと(というか現場に小沢さんはいなくて、現場の責任者が小沢さんにチェックしてもらいに行くことが多いですが)、毎度毎度「ああ、俺たち現場の制作サイドで何時間もかかって案まとめたけど、小沢さんに見せたらいつも通りに簡単に企画がひっくり返って、ゼロからやり直しだろうなあ。またプレゼン前は徹夜か。」という空気で打ち合わせの場が満たされるのですが、この本を読んでその理由が少しわかりました。
小沢さん自身が新人の頃から今まで、1回目2時間考えて全部捨てる、次の日もう1回2時間考えて全部捨てる、その次の日さらにもう1回絞り出すように考えてそこで最終的に残ったアイデアを分類整理するという「3回3ラウンド」のアイデア開発法を実践してるのだから、そりゃ一緒にやってるスタッフも少なくとも2回は自分たちの企画をぶっ壊される訳だ。
ほかのCDの人にも、全仕事とか作品集より、こういう本を出して欲しい。たしか谷山雅計さんが「コピーの発想法の本を5年前くらいから書こうと思ってるけど、まだ書けてない」とか言ってました。
プロフェッショナルアイディア。欲しいときに、欲しい企画を生み出す方法。 | |
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