『コインロッカーベイビーズ(下)』村上龍
やっと20年ぶりに2回目を読了。最近のものはぜんぜん読んでいませんが、やはり村上龍さんの最高傑作なのでは?『愛と幻想のファシズム』も同じくらい傑作だと思いますが、あっちは大衆文学(=直木賞系)なので純文学してる『コインロッカーベイビーズ』のほうが好みです。
ほかの人がどんな感想なのかなと検索していたら、ハリウッドで映画化予定とか。キャストがショーン・レノンと浅田忠信って、両方「ハシ」的なキャラだと思うのだけど、どっちが「キク」役なんでしょうか。浅田忠信はむしろ「ガゼル」のような。
ショーン・レノンが企画を持ち込んだのかもしれないけど、ショーン・レノンが主役はけっこうキツイなあ。「アネモネ」役がちょっと前にソフィア・コッポラの「マリーアントワネット」に出てたアーシア・アルジェントみたいだけど、それもなかなかイメージとちがってツライ。でも、すべては監督の腕しだいなので来年まで期待して待ってます。
コインロッカー・ベイビーズ (下) | |
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愛と幻想のファシズム〈上〉 | |
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