「トップランナー 脚本家・渡辺あや」(NHK)

岩井俊二 整形疑惑 ブートキャンプ


山本太郎本上まなみ司会のNHKトーク番組「トップランナー」に『ジョゼと虎と魚たち』(これはよかった)などの脚本家の渡辺あやさんが出てたので見ました。


無理矢理「へー、普通の主婦でも脚本家デビューできて、売れっ子になれるんだ」と思わせるような紹介の仕方をしていましたが、主婦と言っても大学卒業後5年間ドイツにおられたみたいですし、島根で雑貨店を経営しながらの主婦ということで、ぜんぜん普通の主婦ではないです。確かにプロフィールでそんなことまで言ったら、視聴者の夢も壊れるのはわかりますが。。。


それはそれとして、脚本のアイデアの出し方で「メゾン・ド・ヒミコ」の場合は、プロデューサーか誰かにタイのオカマの施設の記事を渡されて、「こんな設定でよろしく」といわれて、あとは、オカマたちがいて、主人公の男がいて、主人公の女がいて、それら三者をどう必然的に結びつけてリアリティを持ってストーリーを転がしていくか、みたいな帰納法的に考えていったんだなあと面白かったです。


難しく言えば帰納法ですが、簡単に言えば関係ないテーマを3つあげて自然なストーリーを作っていくという落語の「三大噺」と同じ発想法かもしれません。「オカマたち」と「男」と「女」をちょっと変えて、「死んだはずのお爺ちゃんお婆ちゃん」と「少年」と「少女」とか、「普通のサラリーマンなんだけど超能力者」と「男」と「女」のようにするだけで、どんどん新しい物語ができそう。


ほかの部分はボーッと見てたので記憶喪失。