クリエイターの講演などを聞きに行ったときありがちなこと、アイデアとは

ユーロ スペイン優勝 偽装 イチロー


有名クリエイターを招いての「私のアイデア発想法」といったお題の講演会にしても、広告クリエイティブ講座にしても、結局のところ具体的な「メソッド」として有益なことはまずない。


その講演・講義のほどんどは今までのその人の代表的な仕事を振り返って「このときは・・・」のように後付けの解説をしていくのが多いし、コンセプトを導き出して、さあそこから表現&定着へどんなふうにジャンプさせたのかという一番肝心な発想部分のノウハウを教えてもらえることも少ない。


それはたぶん、講師本人も説明のつかない飛躍であって、その飛躍力の希少性=オリジナリティ(とクライアントにとっての妥当性)ゆえに、その人は有名クリエイターたるのだろうから。


みたいなことを普段思っていて、まさにそのことが他のブログ(広告β「分析の続きにアイデアがあるか 」)に書いてあった。


結論としては、また以前書いたエントリーと重複するのですが、スティーブ・ジョブスの「点をつなぐ」ということと、山本高史さんの『案本』の「普段から脳内経験を豊かにしておく」(詳しくは各種書評か、実際の本でどうぞ!)こと、『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』に書いてあるように日常生活で「発見力」を磨く、などという所に落ち着くのではと思いました。


簡単にいうと、ふだんの生活の中で仕事とは全く関係ないようなことに対して「興味を持ったり、意識したりする」習慣の大切さ。


犬の散歩をしてる人を見て「そうかペットってコミュニケーションのツールにもなるんだな」と脳内で何か結論を出そうとするかどうか。セブンイレブンのロゴ「7−ELEVEn」の最後がなぜか小文字になってることに気づいてその理由を(真偽はともかく)妄想できるか。


その習慣がある人とない人で、たぶん3年間でも恐ろしく差が開くのでは。というか、程度の差こそあれ、そういう習慣のない人はそもそもクリエイターにならないか。



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