過去1週間の行動メモ(映画、テレビ、仕事)
デヴィッド・リンチ監督『マルホランド・ドライブ』を見た。
監督自身が「この映画のストリーに意味はない」のようなことを言ってた気がする。パラレルワールドというふうに解釈したのだけど、もう1回見てみないとみんなが言ってるよさがわからないかも。5点中2.5点。
橋口亮輔監督『ぐるりのこと』を見た。
全体的にマニアックな配役だったけど、リリーフランキーはとてもいい役者だと思った。5点中2.5点。
「井上雄彦:最後のマンガ展」に行った。
知り合いが行け行けゼッタイ行けというので上野まで。会場はとにかく大大盛況。当日券の整理券をもらいに朝イチから並んで一旦会社へ戻る。夕方また上野に行って入場のために2時間並ぶ。ボーっとしてる時間はないので待ちながらコピーを考える。普段は財布の寂しさには目をつむってお金で時間を買うようにしているので、こんなに真面目に並んだのはIKEA南船橋店オープン以来か。「宮本武蔵の最期を描くって、これってバガボンド読んでないとわかんないじゃん」と入場後に気づく。最後の部屋のドーンとしたクライマックスの展示を見て感極まって大泣きしてる人がいた。
『HEROESシーズン1』を見終わる。5点中4点。シーズン2は見ないと思うけど。
ジャック・ニコルソン主演『カッコーの巣の上で』を見た。
管理社会のカリカチュア?一見、婦長さんが管理する側の悪者でそれに戦いを挑む主人公(ニコルソン)のように思えるものの、婦長さんはじめ職員自体は自分の仕事に忠実だし、そういう意味で過剰なことをしてるわけじゃないし、患者も自由に家に帰っていいのに自ら進んで精神病院にずっと暮らしているし、異端者の主人公は結局最後まで異端者だった。善悪とか管理する者される者の対立という構図というより個人個人の中にある自由に対する考え方についての映画だと思った。舞台設定はぜんぜんちがうけど安部公房の『砂の女』を連想した。
異業種交流セミナーのようなものに行った。
日曜の早朝から半日かけて行ってみた。広告業界の人の講演も含まれていたとはいえ、来てる人たちの空気がなんとなく違和感があって気持ち悪かった。みんな自分探し&金儲けの話しか興味なさそうだし。そういう、いつもと違う雰囲気を感じるために行ってみたのは確かなのだけど。
ウィンブルドンの男子シングルス決勝を朝まで見ていた。
フェデラー帝国がついに崩壊しはじめた歴史の変わり目に立ち会えた(昔、ウィンブルドンでフェデラーが王者サンプラスに勝ったときと同じ。歴史は繰り返す)。試合じだいもいい内容だった。テニスは特にトップ選手が何年かごとに入れ替わっていくのがわかりやすいから、その流れを見るのも面白い。優勝したナダルは今回芝のコートでもフェデラーに勝ったし、まだ若いし、これからしばらく彼の時代が来るのか。でもフェデラーはいいやつ。彼女のミルカ・ヴァブリネックさんはそんなに美人じゃないから。スヌーピーとチャーリーブラウンに出てきそうなキャラの顔。性格とかマネジメント能力で選んだのだろうな。アガシアガシがブルック・シールズと結婚したみたいなわかりやすいのは、やっぱりちょっとカッコ悪いのではと思う。世界ランキング落ちまくりのあげく離婚だし。
こうして振り返ると、ぜんぜん本を読んでない。
あ、『若者はなぜ正社員になれないのか』は読んだ。就職活動を思い立った東京芸大卒のフリーター、最後ああいう道を選ぶのがやっぱ現代の若者というものなのか。
新潮社
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将来性は感じる
ちょっと残念
結局著者のやりたい事って・・・
ふむふむ。