はてな匿名ダイアリー「クリエイティブ業界が崩壊した後で生き残るのは誰か?」
増田の誰かがコメントしてますが、この元増田(トピックを立てた人)は「クリエイティブ」の定義が狭すぎると思う。なにもクリエイターとういうのは、作家、音楽家、ミュージシャン、アート関係、(そして広告制作者)などのことではなく、営業職であろうと、接客業だろうと、主婦だろうと、クリエイティビティは必要だし、その発想を発展させて「私はこう予測する。今後、創作をしていく人間の主流は『主婦』になる。」と書いたのだと思うけど、そんな一億総クリエイター時代的なことはかなり昔から言われている(たとえば岡田斗司夫の『プチクリ』(2005年)とか)し、考え方としては特に新鮮には感じなかった。
仲畑貴志さんがよく「優れたクリエイティブはコストを削減する」みたいなことを言ってましたが、それは真理だと思うしそういう意味でこんな時代だからこそクリエイティビティはすごく必要とされるはず。どんなクリエイティブが生き残るのか?どんなクリエイターが生き残るのか?は、そのあたりにヒントがあるような。
元増田の言わんとするクリエイティブは、「いわゆる実生活には絶対必要という訳ではないけど、それがあると心が豊かになるもの」と解釈したけど、(書きながら考えてるので結論は出ないけど、今まで書いたことを総合して考えると)効率よく儲けられたり、効率よく心が豊かになれるクリエイティブが生き残っていけるってことなんでしょうか。
これからは主婦がクリエイターになるといわれても、「経済的安定」も「時間の余裕」も必要条件であって十分条件ではなく、クリエイター主婦の多くが「経済的安定」と「時間の余裕」の後押しで生まれたとしても、「経済的安定」と「時間の余裕」のあるすべての主婦がクリエイターになれる訳でもないしなあ。