JAAAセミナー「HAPPYになるために―広告業界の10年後」
JAAA(日本広告業協会)の「インタラクティブ・メディア研究小委員会セミナー HAPPYになるために―広告業界の10年後?」に行ってきました。概要はこちら。もうちょっとしたらこのページあたりにセミナーの様子をまとめたレポートがアップされるはず。
『次世代広告テクノロジー』を書いた時事通信社の湯川鶴章さんがしょっぱなから関西弁でまくし立てる感じで、わいわい言っていた。
どちらにしても、これからの広告クリエイティブが明るくないのは確か。さんざん言われてることだけど、今まで価格の根拠がなかった広告料(メディア料、制作料)が、googleのAdsenseによって明示化されて広告主が費用対効果をつかみやすくなったから、広告代理店は今までみたいに言い値の殿様商売ができないし、それなのに今までどおりのビジネスモデルでやろうとするもんだから、客は当然離れてもっとgoogleを使うようになる。広告の手法も今までのクリエイティブとはちがって、もっとタッチポイントがどうのこうのARGがどうのこうのみたいなことになるんだろう。テレビとか新聞広告とかのマス広告がなくなることはないだろうけど。
セミナーで湯川さんは、そういう時代の今、新しいほうに行くか今の場所に留まるかの選択が必要になるけど自分は今の場所で戦うと言っていた。
あと、印象に残ったのはADKインタラクティブ(こんな会社あったのか・・・?)社長の横山隆治さんが、いろんなところで講演みたいなことする機会があるけど、このまえ女子大生(女子高生だったか?)に対して広告の話をしたときに、「今のソフトバンクとauとドコモのCMって、どれがいいと思う?」と訊ねたときポカーンとされて、何を訊かれているか理解してもらえなかったらしい。
今の子たちは、商品を選ぶきっかけとしてCMを必要としてないし、だからどのCMがいいかという思考回路がないらしい。かなり驚いたけど、ほんとうなんですかね。でも、そういう性向の若者たちにモノやサービスを売っていくとなると、そりゃ今までの方法だとかなり辛いわなと思った。とりあえず、買っただけで読んでない『明日の広告』と『次世代広告テクノロジー』読んでみるか。でもプレゼンばかりでほんとに時間がない師走の今日この頃。
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