『「断る」心理テクニック』『30日間マクドナルド生活』

『人たらし』『「断る」心理テクニック』他、この著者の名前をよく本屋で見るから、内藤誼人さんはよく売れてるんじゃなかろうか。


すでに自分が普段から無意識でやってることがいろいろダブって書いてあったけど、要するに何か頼まれて断るにしても、とにかく最初はすばやく「やります」「行きます」「大丈夫です」「OK」。そのあとで、「ただし、○○なら」と条件を出すとか、言い訳をすることで断るニュアンスを伝えたり、相手に諦めてもらう口実をつくる。あと、すぐ断るにしても自分が断らず誰かに代わりに断ってもらう。


『30日間マクドナルド生活』は映画『スーパーサイズミー』のパクリじゃん、と思ったらその映画を見て自分でもと思いついてブログを始めたらしい。


本文にも書いてあるけど、偉大なるスポンサー様マクドナルドにケンカ売ってる時点でテレビで取り上げられたりTV番組化されることは確かになさそう。でも結果的に30日食べ続けても体調に変化がなかった訳だから、意外と可能性はあるのか。それより別の企画の「30日間 避難訓練生活」のほうが面白かった。48時間自動車で寝起きしたり、非常食だけ食べたり、何十キロも歩いたりのシミュレーション。これなら「ココリコ黄金伝説」でタレントがすぐやってくれてもおかしくない。というか、東京に住んでるなら、自分もやっといたほうがいいんじゃないか。


とにかく、いろんな事を疑うことは大切だ。スーパーサイズミーの監督は撮影の後にカラダを壊したけど、マックのメニュー内容というより、そりゃ毎日5000kcalも食べてたらマックでなくてもカラダはおかしくなるだろう。例えば、マスコミが韓流を盛り上げたらやっぱりマンガ嫌韓流とかの対抗勢力が出てこないとバランスがおかしくなる。それでさらにマンガ嫌韓流はまちがってるという本が出てきて、さらに新しい視点が生まれて・・・のような感じが健康な気がする。


というわけで、ものごとを疑う大切さを知るための本を以下に何冊かおまけでリストアップしておきます。





30日間マクドナルド生活―自分の体で実験してみました

30日間マクドナルド生活―自分の体で実験してみました




反社会学講座

反社会学講座


リサーチ・リテラシーのすすめ 「社会調査」のウソ (文春新書)

リサーチ・リテラシーのすすめ 「社会調査」のウソ (文春新書)


疑惑のアングル 写真の嘘と真実、そして戦争

疑惑のアングル 写真の嘘と真実、そして戦争


世間のウソ (新潮新書)

世間のウソ (新潮新書)


テレビの嘘を見破る (新潮新書)

テレビの嘘を見破る (新潮新書)


「知」の欺瞞―ポストモダン思想における科学の濫用

「知」の欺瞞―ポストモダン思想における科学の濫用


なぜ人はニセ科学を信じるのか〈1〉奇妙な論理が蔓延するとき (ハヤカワ文庫NF)

なぜ人はニセ科学を信じるのか〈1〉奇妙な論理が蔓延するとき (ハヤカワ文庫NF)


もっとあるけど、今は思い出せません。