『考えないヒント』小山薫堂
買って読んでない本がいっぱいあるのですが、ふらっと立ち読みして止まらなくなったのでとりあえず買って読みました。放送作家だけに、話の持って行き方がうまいのか、面白かったです。
あとがきで小山さん本人が「この本を読んだ人がアイデアを思いつくのか・・・」と書かれてますが、実際そのとおりでアイデア発想術のような類の本ではないです。一流クリエイターと呼ばれる人がどんなライフスタイルや思考で毎日を送っているか、その興味深い一例の紹介、といった感じ。自分の知り合いの話もちょっと出てました。
全体を覆っている考え方の根源みたいなことは「青い鳥は目の前にいる」みたいなことでしょうか。「なんか面白いことないかなあ」「なんで自分はいいアイデア思いつかないのかなあ」とお嘆きの貴兄に、実はそういうことに自分が気付いてないだけで、面白いことのタネやアイデアのタネは日々の生活でいくつも出会ってるはずだと、小山さん自身のいろんなエピソードを通して語ってくれてます。意識の持ち方しだいでいつもと同じ物が違って見えるという。
自分ならどう改善するかを自分が目にするあらゆるものに対して考え続けるとか、面白そうな場所があったら赴いてみるとか、面白そうな人がいたら会いに行ってみる、話かけてみるとか、そういう小さなことの積み重ねなんですね。
自分はもともと自分から人に話しかけるということが極端に少ないので、そういうとこから始めないと何も変わらないなと。とはいえ、「面白いことないかなあ」「なんで自分はいいアイデア思いつかないのかなあ」と絶望的に嘆いてるタイプではないのですけど。
考えないヒント―アイデアはこうして生まれる | |
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