『隠し砦の三悪人』見ました。

フトモモ 七人の侍 ジョージルーカス


黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』やっと見ました。最初の2人が砂漠をよろよろ歩いてる場面でスターウォーズを、お宝が焼けてしまう場面でルパン三世を、火祭でみんなが踊る場面で北野武監督の『座頭市』を、連想した。他にも忘れたけどいろんな映画を連想して、黒澤監督の影響力の大きさがわかった。


黒澤監督自身が、理屈抜きの徹底した娯楽作品として制作したと言ってるらしい。確かに話の序盤の階段の場面の迫力は度肝を抜かれたし、馬で追っかける場面は監督もカメラも三船敏郎もすごかったし、ふたりの百姓(R2D2&C3PO)はいい味出してたし、お姫様の上原美佐さんは昭和33年の21才とは思えないキレイな太ももをしてましたが、そこまで娯楽大作か?残念ながらあんまりそこまでの面白さがわからなかった。録音状態がよくないのかカツゼツがよくないのか、とくに序盤の千秋実さんと藤原釜足さんが何を話してるのかも聞きにくかったし。


昔、優秀な先輩が「広告制作者は常に自分がいいと思うものと世の中がいいと思うものの感覚のズレを意識して、かつ、常に自分の感覚を矯正しないといけない。そうじゃないと広告制作者じゃなくて単なるワガママなアーティストになってしまう」と言っていた。でも、自分を矯正しすぎると「ごく普通の人」になりすぎてしまうから、それはそれでむずかしい。自分の感覚をキープしながら、世間を客観的に見ろということか。とにかく、隠し鶏ではそれほどでもなかったので、自分の意識を矯正できるようにがんばります。何年後かに見れば、また違うだろうな。






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